ケアサービス、24年3月期第2四半期決算は売上約47億で前年比4.8%増へ

ケアサービスの2024年3月期第2四半期決算短信のキャプチャ 決算

ケアサービス<2425>は、11月6日に2024年3月期の第2四半期(23年4月1日〜23年9月30日)の決算を発表し、売上高47億3000万円(前期比+4.8%)、営業利益1億8900万円(同+48.0%)、経常利益1億9900万円(同+59.4%)、当期純利益1億1100万円(同+55.7%)でした。

ここからはケアサービスの24年3月期第2四半期の決算内容を解説していきます。

ケアサービスの事業内容(24年3月期第2四半期)

株式会社ケアサービスは、在宅介護サービス事業とシニア向け総合サービス事業の2つの事業を柱としています。

在宅介護サービス事業では、介護(医療)保険制度に基づく通所介護サービス、訪問入浴サービス、訪 問介護サービス、訪問看護サービス、居宅介護支援サービス、小規模多機能型居宅介護サービス、福祉用具貸与及 び特定福祉用具販売、また、介護(医療)保険外サービスとして配色サービス、介護人材にかかる人材紹介サービスを提供しています。

また、シニア向け総合サービス事業では、葬儀社と提携を結び、湯灌サービス、CDCサービス(故人のお化粧と旅路の身支度を整えるサービス)、遺品整理やハウスクリーニングのサービスを提供しています。

「株式会社ケアサービス」の経営状況の全体的な概要については、以下のようにまとめられます。

  1. 2024年3月期第2四半期の売上高は売上高47億3000万円(前期比+4.8%)、営業利益1億8900万円(同+48.0%)、経常利益1億9900万円(同+59.4%)、当期純利益1億1100万円(同+8.0%)となっています。
  2. 在宅介護サービス事業では、2024年3月期第2四半期の売上高は34億9500万円(前期比+4.7%)、セグメント利益は2億7900万円(前期比+9.5%)となっています。
  3. シニア向け総合サービス事業では、2024年3月期第2四半期の売上高は12億3400万円(前期比+5.1%)、セグメント利益は2億3200万円(前期比+0.7%)となっています。
株式会社ケアサービスの2024年3月期第2四半期のセグメント毎の成績の写真
株式会社ケアサービスの2024年3月期第2四半期のセグメント毎の成績
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「調整額」という項目で、▲3億2200万円が計上されている点が気になりますが、おそらくグループ間の売上なのでは?と思っています。とはいえ、資料に明記が無いので推測です。

ケアサービスの決算分析(24年3月期第2四半期)

次に、株式会社ケアサービスの財務状況、業績予想、リスク要因、戦略的な視点からの分析を行います。

財務分析

「株式会社ケアサービス」の財務状況については、以下のようにまとめられます。

  1. 2024年3月期第2四半期の総資産は3,623百万円で、純資産は2,377百万円でした。自己資本比率は65.6%でした。
  2. 自己資本比率は2023年3月期末と比較して、0.4%減少しました。

ここから分かることは、自己資本比率が65.6%となっており、前年末から引き続きかなり良好な財務状況であると言えます。

株式会社ケアサービスの2024年3月期第2四半期の財政状況の写真
株式会社ケアサービスの2024年3月期第2四半期の財政状況

業績予想と今後の戦略

「株式会社ケアサービス」の業績予想については、以下のようにまとめられます。

  1. 連結業績は、売上高10,010百万円(前年同期比8.4%増)、営業利益541百万円(前年同期比25.5%増)、経常利益539百万円(前年同期比13.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益341百万円(前年同期比5.5%増)を予想しており、現状予想に変更はないようです。
  2. コスト要旨で介護人材不足への投資を掲げているので、労務費は増加する前提のようです。ただ、介護業界での給与水準の低さが問題視される中でどれほどの好待遇を作れるかが優秀な人材の獲得に繋がり、ひいては中長期的な業績拡大に繋がるかの鍵になると考えられます。
  3. その他の経費については、第一四半期の「微減」から「増加なし」に文言変更があったので、思っていたほど減少できなかったと捉える事が出来ます。とはいえ、額としては少ないと思うので、そこまで気にする必要は無いでしょう。
株式会社ケアサービスの2024年3月期第2四半期のコスト要旨の写真
株式会社ケアサービスの2024年3月期第2四半期のコスト要旨

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