鎌倉新書<6184>は、6月13日に2024年1月期(23年2月1日〜23年4月30日)の決算を発表し、売上高13億5400万円(前期比+25.1%)、営業利益1億3300万円(同+17.3%)、経常利益1億2900万円(同+11.0%)、四半期純利益8000万円(同+18.0%)でした。
ここからは鎌倉新書の24年1月期第1四半期の決算内容を解説していきます。
鎌倉新書の事業内容(24年1月期第1四半期)
株式会社鎌倉新書は、お墓・仏壇・葬儀に関する3事業を中心に葬儀関連の事業を行っています。また、主に3事業のお客様に対するクロスセル(決算書内ではクロスユース)を行っています。
結果として、売上高は1,354,399千円(前年同期比25.1%増)、営業利益133,479千円(前年同期比17.3%増)、経常利益129,765千円(前年同期比11.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は80,671千円(前年同期比18.0%増)となっています。
鎌倉新書の決算分析(24年1月期第1四半期)
次に、株式会社鎌倉新書の財務状況、業績予想、リスク要因、戦略的な視点からの分析を行います。
財務状況
「株式会社鎌倉新書」の財務状況については、以下のようにまとめられます。
- 流動資産: 3,159,042千円
- 固定資産: 725,277千円
- 流動負債: 703,942千円
- 固定負債: 78,756千円
- 純資産: 3,101,621千円
- 自己資本比率: 79.7%
会社の財務状況は健全で、自己資本比率が79.7%と高く、資本基盤がしっかりしています。
業績予想と今後の戦略
「株式会社鎌倉新書」の業績予想と今後の戦略については、以下のようにまとめられます。
- 2024年1月期売上高予想は6,510百万円(30.1%増)。営業利益予想は860百万円(25.3%増)。経常利益予想は855百万円(25.2%増)。当期純利益予想は580百万円(27.9%増)です。
- 戦略的な視点では、葬儀・お墓・仏壇の基軸の3事業はSEOをメインとして集客を引き続き継続させて亡くなる方が増加し続けるのに合わせて成長させると共に、クロスセルでのアドオンの売上を作る形でしょう。ただ、気になるのが官民協働事業の終活の取り組みで、大型な市町村区との連携にも関わらず思ったほど売上が伸びていません。「終活」という領域は思い描いているほど市場がないのでは?という考えを払拭できるかがポイントとなるでしょう。
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※当記事は特定の会社への投資の監修や売買の推奨などを目的としたものではありませんので、最終的な投資決定はお客様ご自身の判断で行って下さい
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