アスカネット、24年4月期第1四半期決算は売上約16億で前年比4.3%増へ

株式会社アスカネットの24年4月期第1四半期の決算短信のキャプチャ 決算

アスカネット<2438>は、9月14日に2024年4月期第1四半期(23年5月1日〜23年7月31日)の決算を発表し、売上高16億900万円(前期比+4.3%)、営業利益2800万円(同△45.1%)、経常利益3400万円(同△38.6%)、四半期純利益2200万円(同△40.5%)でした。

ここからはアスカネットの24年第1四半期の決算内容を解説していきます。

アスカネットの事業内容(24年4月期第1四半期)

株式会社アスカネットは、3つの主要事業を展開しており、①フューネラル事業(遺影写真等のデジタル加工や通信出力サービス)、②フォトブック事業(主にプロフェッショナル写真家向けの「アスカブック」と一般消費者向けの「マイブック」の提供)、③空中ディスプレイ事業(空中結像技術を用いた画像・映像表現)です。

24年4月期第1四半期の概要は下記のようになっています。

  • 売上高: 16億900万円(前期比+4.3%)
  • 営業利益: 2800万円(同△45.1%)
  • 経常利益: 3400万円(同△38.6%)
  • 四半期純利益: 2200万円(同△40.5%)

売上の中で最も売上が大きいのがフォトブック事業で、858,013千円(前年同四半期比101.3%)、となっています。フォトブック事業は一般消費者向けと法人向けの2つがありますが、法人向けの売上が増加したとのことです。

また、2番めの大きな売上を誇るフューネラル事業は売上高は718,673千円(前年同四半期比106.6%)となっています。こちらは葬儀自体の施工件数の回復と契約増による売上増とのことです。

株式会社アスカネットの24年4月期第1四半期のフューネラル事業とフォロブック事業の写真

アスカネットの決算分析(24年4月期第1四半期)

次に、株式会社アスカネットの財務状況、業績予想、リスク要因、戦略的な視点からの分析を行います。

財務状況

2024年4月期第1四半期における「株式会社アスカネット」の財務状況については、以下のようにまとめられます。

  • 総資産: 6,724,822千円
  • 純資産: 5,938,650千円
  • 自己資本比率: 88.3%

会社の財務状況は健全で、自己資本比率が88.3%と高く、資本基盤がしっかりしています。

業績予想と今後の戦略

2024年4月期第1四半期の決算から見えてくる「株式会社アスカネット」の業績予想と今後の戦略については、以下のようにまとめられます。

  • 2024年4月期売上高予想は7,330百万円(5.1%増)。営業利益予想は495百万円(△15.4%減)。経常利益予想は505百万円(△18.3%減)。当期純利益予想は353百万円(△26.7%減)です。
  • 2024年4月期第1四半期における空中ディスプレイ事業は、売上高は34,372千円(前年同四半期比148.0%)、セグメント損失は86,792千円(前年同四半期は76,542千円の損失)となりました。ASUKA3Dと名付けられた、この製品が今後どれだけ売れるようになるのか?がポイントになりそうです。

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