この記事では、Instagramで亡くなった方のアカウントの扱い方について詳しく解説します。亡くなった方のアカウントの管理は、遺族や友人にとって大変重要なタスクです。適切な手続きを踏むことで、故人のプライバシーを守り、その記憶を大切にする手助けをすることができます。
亡くなった方のInstagramアカウントは、放置されると不適切な利用をされる可能性があります。例えば、不適切なコメントが投稿されたり、アカウントがハッキングされる危険があります。これらの問題を防ぐために、アカウントの追悼化や削除が必要となります。
この記事を通じて、故人のInstagramアカウントの適切な管理方法を学び、故人を尊重し、その記憶を大切にしましょう。
私自身もインスタグラムでアカウントを開設している一人ですので、自分が亡くなったあとにアカウントがどうなるのか?を知ることが出来たのは、とても良かったです。ぜひ皆さんも学んでいってみてください!
Instagramアカウントの追悼化について
追悼アカウント化は、亡くなった方のInstagramアカウントを特別な状態にするプロセスです。この状態では、アカウントは存在し続けますが、ログインや投稿はできなくなります。アカウントのプロフィールや投稿はそのまま保存され、フォロワーは故人を追悼することができます。
追悼アカウント化されたアカウントの特徴
Instagramにおいて追悼アカウント化されたアカウントは、以下の特徴を持ちます。
- ログイン不可: アカウントの所有者はログインできません。
- 「追悼」の表示:プロフィールにあるアカウントの所有者の名前の横に「追悼」と表示されます
- 投稿不可: 新しい投稿やコメント、いいねはできません。ただし、投稿している写真や動画を閲覧することは出来ます。
- 発見の不可:追悼アカウントはInstagramの「発見」などの検索結果に表示されません
- プロフィール変更不可: プロフィール情報(写真、名前、自己紹介)は変更できません。
- プライバシー設定:プロフィールのプライバシー設定を変更できません
追悼アカウントにすると、様々な機能に制限がかかるのが分かりますね!より詳細な説明は、Instagramの公式ヘルプページをご覧ください。
なぜ追悼アカウント化が重要か
Instagramにおける追悼アカウント化によって、故人のアカウントが不適切に使用されるのを防ぐことができます。特に有名な方のアカウントの場合にはハッキングされるリスクが高くなりますので注意が必要です。また、故人の記憶と投稿を保存し、友人や家族が故人を思い出す場所を提供します。
ハッキングリスクを考えると、特に有名人のSNSアカウントは、追悼アカウント化のような対応が必要だと分かりますね!
Instagramの追悼アカウント化の申請方法
それでは、ここからはInstagramにおける追悼アカウント化の申請方法を解説していきます。
申請の前提条件
Instagramでの追悼アカウント化の申請を行う前に、故人の死亡を証明する公式な書類が必要です。死亡記事やニュース記事へのリンクでも良いのですが、よほどの有名人でない限りはニュース記事になることは無いので、その場合には死亡証明書を準備すると良いでしょう。
追悼アカウント化の手順
- Instagramのヘルプセンターにアクセスする
- フォームに沿って入力してく
- 「死亡を証明できる書類」の箇所で死亡証明書をアップロードする
- 入力できたら「送信」を押す
申請後のプロセス
Instagramのチームが申請をレビューし、追加情報が必要な場合は連絡が来ます。承認されると、アカウントは追悼アカウント化され、前章で説明したルールが適用されます。
注意点
- 申請は故人の家族または遺族、もしくは友人に限られます。
- 申請の承認には時間がかかる場合があります。
- 不完全または不正確な情報が提供された場合、申請は拒否される可能性があります。
このプロセスを通じて、故人のInstagramアカウントを適切に追悼化し、その記憶を尊重し続けることができます。
Instagramのアカウントを削除する方法
誰かが亡くなった場合、故人のInstagramのアカウントを追悼化するのではなく、削除する方法も考えられます。
この章では、Instagramのアカウントを本人に代わって削除する方法を解説していきます。
削除の前提条件
アカウントの削除も、追悼アカウント化と同様に、故人の死亡を証明する公式な書類が必要です。また、削除の申請は、故人の家族または遺族に限られます。
Instagramの公式が発表している必要な書類は下記のとおりです。
- 亡くなった方の出生証明書
- 亡くなった方の死亡証明書
- 亡くなった方またはその財産の合法的代理人であることを示す法的文書
削除の手順
- Instagramのヘルプセンターにアクセスする
- フォームに沿って入力してく
- 「Please provide verification」の箇所で死亡証明書をアップロードする(データは1つしかアップロード出来ないので、死亡証明書をアップロードすれば基本はOKです)
- 入力できたら「送信」を押す
申請後のプロセス
Instagramのチームが申請をレビューします。承認されると、アカウントは完全に削除され、すべてのデータが永久に消去されます。
注意点
- アカウントが一度削除されると、復元はできません。
- 申請の承認には時間がかかる場合があります。
- 不完全または不正確な情報が提供された場合、申請は拒否される可能性があります。
アカウントの削除は、故人のプライバシーを保護する重要なステップです。このプロセスを遵守することで、故人のオンラインでの足跡を適切に管理することができます。
その他のオプション
Instagramでは追悼アカウント化やアカウント削除以外にも、いくつかの選択肢があります。ここからは、Instagramでのアカウントの一時停止とデータのダウンロードについて解説していきます。
故人のInstagramのアカウントの扱い方を決める参考になれば幸いです。
アカウントの一時停止
もし故人のアカウントを永久に削除またはメモリアル化したくない場合、アカウントの一時停止が一つの選択肢です。一時停止すると、アカウントは一時的に非表示になり、検索からも除外されますが、将来的に再開することができます。
- Instagramのアプリから「プロフィールを編集」をタップ
- 一番下の「個人の情報の設定」をタップ
- 「アカウントの所有権とコントロール」をタップ
- 「利用の解除または削除」を選択
- 対象のアカウントをタップし、「利用の解除」を選択する
Instagramの公式HPからも確認ができますが、意外と書いてあることと実際の表示が異なるケースもありますので注意しましょう。
アカウントの情報のダウンロード
故人のInstagramのデータ(写真、動画、メッセージなど)を保存したい場合、データのダウンロードオプションを利用することができます。
- Instagramのアプリから右上の3本線をタップ
- 「アクティビティ」を選択
- 「個人データをダウンロード」を選択
- 画面に沿って希望の内容を選択、最後に「リクエストの送信」を押せば完了
データが送られてくるまでに少し時間がかかるようです。データのダウンロードが出来るようになったら、設定したメールアドレス宛にメールが届くので、そこからデータをダウンロードしましょう。
注意点
- アカウントの一時停止やデータのダウンロードは、アカウントのログイン情報が必要です。(つまり、アカウントにログインする必要がありますので、IDとパスワードが分からないと実施できません)
- これらのオプションは、故人の意向やプライバシーを尊重する際に慎重に検討する必要があります。
これらのオプションも、故人のInstagramアカウントを適切に管理するための有効な方法です。適切な選択を行い、故人の記憶とプライバシーを尊重しましょう。
Instagramにアップしたデータをダウンロード出来ることを知らなかったので、必要に応じてジブも使ってみようと思いました!
まとめ
この記事では、亡くなった方のInstagramアカウントの管理について詳しく説明しました。
各オプションは、故人の意向や家族の希望によって選択されるべきです。最も重要なのは、故人の記憶とプライバシーを尊重することです。適切な手続きを踏み、故人のオンラインでの足跡を適切に管理しましょう。
ハッキングなどのリスクもありますので、故人のSNS管理についても「遺品整理」の一環として考えておくのが良いでしょう。
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