13回忌とは?行う意味や13回忌法要の流れを解説

13回忌法要を行わない遺族はいます。しかし13回忌法要も大切な年回忌法要のため、都合のつく限り参列した方がよいです。

この記事では13回忌法要を理解するためのポイントを紹介しています。これから13回忌法要の予定がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

13回忌の意味を知ることの大切さとは

13回忌は仏式の法要ですが7回忌の次に行います。あらゆる法要には意味がありますが13回忌にも意味はあります。その意味を正しく知ることで故人を心から弔えます。

13回忌にもなると法要慣れしてきて惰性で参列する人はいますが、13回忌も故人を弔う大切な日なので敬虔(けいけん)な気持ちで参列しなくてはいけません。記事では13回忌について詳しく紹介します。

13回忌の意味を理解するポイント6つ

13回忌は法要の1つですが、なじみのない法要のせいかマナーなどがわからない人はいます。以下では13回忌の基本的なことを紹介しています。13回忌の基本的な意味を知ることで、13回忌の大切さがわかるでしょう。

13回忌の意味を理解するポイント1:13回忌の意味とは

13回忌は年忌法要ですが、亡くなってから12年後に行います。四十九日や一周忌と比較すると規模が小さく参列者も身内だけであることが多いですが、故人を弔う大切な法要であるのに変わりはありません。

13回忌は法要の一種ですが、13回忌ならではの意味はありません。しかし故人を弔う儀式であるという意味では他の年回忌法要と同じです。そのため最低限のマナーは要求されます。

13回忌の意味を理解するポイント2:13回忌法要が大切にされる理由

13回忌の別名は遠方忌(えんぼうき)ですが、故人になってから年月が経過していることを表しています。一般的に13回忌は身内だけで行う法要のスタート地点であり、参列者の顔ぶれも大きく変わります。

身内にとり大きな節目となる法要であるという理由から13回忌は大切だと言われているため、いつも以上に心を込めて故人を弔いましょう。

13回忌の意味を理解するポイント3:13回忌の数え方

13回忌という言葉から想像すると13年目の法要と考えそうですが、実際は故人になってから12年目に行います。その理由には13回忌の数え方があります。

故人が亡くなった年が1回目になるため、12年目が13回忌です。この数え方は13回忌だけではなく、3回忌も7回忌も同じ数え方をします。

13回忌の意味を理解するポイント4:13回忌の施主は誰になるのか

一般的な喪主の順番続柄
1配偶者
2長男
3次男
4長女
5直系の妹
6故人の両親
7故人の兄弟・姉妹

13回忌は身内だけで行うことが多いですが、その際の施主は話し合いで決められることもあります。しかし通例に従えば上記の順番で決められることが多いです。最も多いケースは故人の配偶者ですが、年月が経過すれば故人の配偶者も亡くなっている場合があります。

配偶者や子供も何らかの事情で亡くなり、誰が施主になるか迷ったときは、上記を参考にしてください。

13回忌の意味を理解するポイント5:13回忌法要にお布施

13回忌法要のお布施の額は人により異なるため、平均額を算出することはあまり意味がありません。お布施の額は、住職や寺院との関係の深さにより決まることが多いと言われています。

しかし、一般的な相場はあります。宗派により異なるものの13回忌のお布施は、3万円から5万円ぐらいの間が多いです。お布施を渡すときは、お布施用の封筒を使用しましょう。お布施用の封筒は通販でも購入できます。

13回忌の意味を理解するポイント6:13回忌の次の年忌法要とは

年回忌法要の種類
一周忌
三回忌
七回忌
十三回忌
十七回忌
二十三回忌
二十七回忌
三十三回忌
三十七回忌
五十回忌

13回忌の次の法要は17回忌になります。上記は年回忌法要の種類ですが、それぞれに意味があります。しかし遺族の判断で7回忌までしか行わないこともあります。

13回忌に参列する意思がなくても、寺院から案内状が届く可能性はあります。案内状が欲しくない場合は、寺院に不要の意思を伝えましょう。電話で伝えにくい場合は、はがきで不要の意思を伝えてもよいでしょう。

13回忌も身だしなみに気を配る

13回忌は身内だけ参列することが多く、平服であっても構いません。しかし身内が多く参列する法要だからとはいえ、ラフすぎる服装は好ましくありません。13回忌も意味のある法要のため、それなりに服装には気を配る必要があります。

男性の場合は白シャツにダークカラーの背広が無難です。女性の場合も地味な色の平服が好ましいです。男性の場合はネクタイを着用しますが、ネクタイも地味な色を選ぶのがマナーです。

13回忌法要の8つの流れ

13回忌法要の意味は紹介しましたが、これからは13回忌法要の流れを見ていきます。基本的には流れに沿って13回忌を進めていけばいいですが、それぞれの意味を知っておくことは大切です。

それぞれの意味を知ることで心を込めて参列できます。以下では13回忌で行うことの意味も紹介します。

13回忌法要の流れ1:僧侶入場

13回忌法要は僧侶の入場から始まります。仏壇の前には僧侶が座りますが、遺族の座る場所にもマナーがあります。僧侶の真後ろには施主が座り、残りの遺族は故人との関係の深い順番で着席します。

13回忌法要の流れ3:読経

施主の挨拶のあとは僧侶による読経が始まります。宗派により読経の意味が異なることはありますが、故人を弔う大切な儀式であるのには変わりません。読経の意味が分からない人でも、僧侶に続いて読経を読むのがマナーです。

13回忌法要の流れ4:焼香

読経のあとは焼香をします。宗派により焼香の回数は異なりますが、焼香の意味は共通しています。焼香には故人に思いを届けるという意味があります。また焼香には故人を極楽浄土へ導くという意味のほか、焼香する人の心を清めるという意味もあります。

焼香するときは故人のことを努めて思うことが大切です。純粋な思いは心の浄化につながります。

13回忌法要の流れ5:法話

焼香のあとは法話が始まります。法話には仏教の教義を説くという意味があります。法話という言葉から堅苦しいイメージを想像しますが、実際の法話は雑談形式で行われることが多いです。

僧侶によっては法話のとき、膝を崩せます。そのときは遠慮せずに膝を崩し、楽な姿勢で法話を聞きましょう。

13回忌法要の流れ6:僧侶の退場

法話のあとは僧侶の退場になり、そのときに「お布施代」「お車代」「御膳料」を渡します。しかし、「お布施代」だけ渡す遺族もいます。法要後の食事に僧侶が同席する場合は、食後に「お布施代」などを渡します。

13回忌法要の流れ7:施主による終了の挨拶

僧侶の退場のあとは施主による終了の挨拶です。こちらの挨拶も簡潔に済ませることが大切です。高齢の参列者がいる場合は、体調を気遣う言葉をかけましょう。高齢者の法要への参列には、肉体的な負担になることが多いからです。

高齢者が13回忌法要に参列する場合は、高齢者に優しいクッション性がある座布団を用意しましょう。このような心遣いは高齢者に喜ばれます。

13回忌法要の流れ8:会食

13回忌の終了の挨拶のあとは会食です。会食のときは膝を崩した楽な姿勢で構いません。そして会食のときは故人をしのぶ話をしましょう。故人をしのぶ話をすることで故人の魂は喜んでくれます。

13回忌の会食は法事用のフードサービスを利用してもよいです。地域により法事用のフードサービスがない場合もありますが、そのときは普通の料理で構いません。一般的に四十九日の忌明けから通常の料理になるからです。

13回忌の意味を正しく理解して法要を行いましょう

13回忌法要を行わない遺族もいますが、13回忌法要にも意味はあるため都合のつく限り参列するべきです。仏教では肉体的な死を迎えても魂は生き続けると言われています。13回忌を始めとする法要は、故人の魂と触れあう場でもあります。

13回忌法要だからとはいえ特別なことをする必要はありませんが、故人のことを思う時間を増やすことは大切です。故人を深く思うことで故人は安心するでしょう。

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