月命日とは命日の月を抜いた11カ月のことを指します。月命日にはお線香をあげたり、故人の好きだった花を供えるようにしましょう。
また亡くなった人を思い出すことも供養になるので、家族で故人のことを話すようにします。また月命日にはお墓を掃除するようにしましょう。
月命日とは
月命日とは命日の月を抜いた11ヶ月のことを示します。命日の月を抜いた11ヶ月の毎月、故人が亡くなった命日に親族が供養する習慣です。
亡くなった人を毎月供養するのが月命日なので、故人が好きだった食べ物を供えたり、仏壇やお墓の掃除をするのが一般的になっています。しかし月命日はいつまで供養するのかが明確でないので、残された親族がいつまで供養するのか決める必要があるでしょう。
月命日のお墓参りで準備するもの
家族が月命日にお墓参りに行く場合は、掃除をしたり、お花を供えたり、または個人が好きだった食べ物、お酒を持っていくようにしましょう。ですから、掃除道具や故人が生前好きだったものを持って行くようにして、喜んでもらうことを考えます。
月命日に行く人は、主に掃除道具やお菓子、お花を持って行くようにしましょう。またその他に、生前親しかった人を時々連れて行くようにします。
月命日にすること8つ
月命日にお墓に行く場合は、生前好きだった食べ物やお酒、タバコを持って行き、供えるようにしましょう。好きだった物を供えたり、お線香をあげることで供養することができるからです。
家族が月命日にすることはお墓の掃除やお経をあげることですが、いつまでも故人を思い出すことも供養になるでしょう。そのためには残された人が毎日の人生を充実させる必要があります。
1:線香をあげる
月命日には線香をあげるようにしましょう。故人にお線香をあげることは、亡くなった人の食べ物になると考えられており、またお線香をあげる人の身を清める意味も含まれます。月命日にお線香をあげるようにして、供養にしてあげるようにしましょう。
家族が月命日にお墓や仏壇にお線香をあげるようにして、また掃除や生前好きだった物を供えるようにします。また線香立てを掃除しておくのも良いでしょう。
2:お花を供える
月命日にはお花を供えるようにしましょう。お花を供えることで、亡くなった人の冥福を祈ることや故人の気持ちを穏やかにすることなども含まれます。また故人が生前好きだったお花を供えるのも良いでしょう。
家族が故人の好きだったお花を覚えておき、供えるようにします。また、事前にどのようなお花が良いか話し合っておきましょう。
3:墓前で手を合わせる
月命日には墓前で手を合わせるようにしましょう。手を合わせることで、故人の成仏を祈ることにも繋がるので、敬意を表す意味でも合掌するようにします。
家族の人が月命日に墓前で手を合わせながら、生前のことを思い出したり、伝えたいことを伝えるようにしましょう。また良い報告ができるように残された人が、故人の分まで努力することが必要になります。
4:お菓子を供える
月命日には、お墓にお菓子を供えて供養するようにしましょう。お菓子を供えることで、先祖たちを供養することにも繋がるので、心を穏やかにしてもらうために好きだった物などを供えるようにします。
家族が月命日に仏壇やお墓にお菓子を供えるようにしましょう。また亡くなった人が若い場合は、ビスコやビスケットなどを供えるようにします。
5:お墓や仏壇を掃除する
月命日にお墓を掃除するようにしましょう。お墓を常に綺麗にしておくことは先祖に喜んでもらえるだけでなく、お墓や残された家族に良い「気」を送ることにも繋がります。月一度の掃除なのでできるだけ綺麗にしておきましょう。
故人の月命日には、お墓や仏壇を掃除するようにして、亡くなった人や残された家族の心を穏やかにするようにします。月命日にお墓に訪れる前にすることをあらかじめ決めておくようにしましょう。
6:故人が生前親しかった人を呼ぶ
月命日には故人が生前親しかった人を呼ぶようにしましょう。親しかった人を呼ぶことで、故人のことを忘れていないという意味も込められるので、楽しかったことや辛かったことなどを皆で話して亡くなった人の功績を称えて感謝の気持ちを持つようにします。
家族がお墓参りに故人が親しかった人を呼ぶようにして、毎回月命日には色々な人を連れて訪れるようにしましょう。また時にはサプライズ的な人を呼ぶようにします。
7:タバコやお酒を供える
月命日にはタバコやお酒を供えるようにしましょう。故人が生前好きだったお酒やタバコを供えることで、亡くなった人の心を穏やかにして供養することになるからです。ですが、あまり現世に戻りたいと考えるような物理的なものは避けるようにしましょう。
個人が好きだったタバコやお酒を供えますが、現世への後悔を感じさせない程度にしておきます。月命日には故人の成仏を願うようにしましょう。
8:亡くなった人へ近況を報告する
月命日には墓前に亡くなった人に良い報告をするようにしましょう。亡くなった人は残された家族の幸せを願うので、健康であることや毎日仕事ができていること、または新しい家族ができれば報告して、喜んでもらいます。
亡くなった人に今の近況を報告することで、安心して旅立てるので月命日に報告できることを増やしておきましょう。そのためには家族で仲良く過ごすようにして、日々後悔のないように過ごす必要があります。
月命日におすすめの供花
月命日に供えるお花は造花を避けて長持ちするものを用意しましょう。長持ちする花は耐え忍ぶという意味も込められるので、残された人が悲しみを乗り越えるという覚悟を伝えるためにもふさわしいものを用意します。
家族が個人の月命日にお花を供える場合には、派手な色は避けるようにして、亡くなった人を偲ぶ花言葉があるものを選ぶようにしましょう。
菊
月命日には菊を供えるようにしましょう。菊は長持ちするだけでなく、「高尚」「高貴」「高潔」などの花言葉があるので、お墓参りに訪れた人の気持ちを伝えるためにもふさわしいお花だからです。
家族が月命日に菊を供える場合は故人への気持ちを考えて色を選ぶようにしましょう。赤はそのまま「情熱」の意味があり、白は「高貴」「潔白」、紫は「私を信頼してください」という花言葉なのでよく考えてお花を供えます。
百合
月命日には百合を供えることも考えておきましょう。百合は他の花よりも長持ちするだけでなく、「純白」「威厳」「無垢」などの花言葉があり亡くなった人を敬うことができるからです。個人への素直な気持ちを伝えたければ百合を供えるようにしましょう。
故人の月命日に白い百合を供えるようにして、亡くなった人への素直な気持ちを伝えるようにします。ピンクや赤の百合は「虚栄心」という意味があることも覚えておきましょう。
カスミソウ
月命日にはカスミソウを供えるようにしましょう。カスミソウは長持ちするだけでなく、「無垢な愛」や「感謝」という意味があるので生前お世話になった人ならばカスミソウを供えて気持ちを伝えるようにします。
カスミソウを供える人は、亡くなった人への感謝の気持ちを伝えることができるでしょう。また、自分の無垢な愛情や素直な気持ちを伝えたい場合にもふさわしい花と言えます。
カーネション
月命日にはカーネーションを供えることも考えておきましょう。カーネーションは「無垢で深い愛」という意味があり、女性や母の愛という意味もあるので故人に合わせて供えることができます。
故人が幼い場合や、愛していた人ならばカーネーションを供えて亡くなった人への思いを伝えるようにしましょう。そうすることが亡くなった人を供養することに繋がります。
月命日にはできるだけ故人の事を思い出そう
月命日でなくても常に故人のことを思い出して、話すことでも十分供養になるでしょう。故人は肉体を失っていますが、魂は存在しているので思い出すことで喜んでもらえるからです。
亡くなった人を月命日だけでなく、普段から思い出すようにして故人が悲しむようなことをしないように過ごしましょう。