お通夜と告別式は違いがあります。また初めての人では、お通夜と告別式のどちらに参列するのか悩みます。
お通夜と告別式との違いや、どちらに参列すればよいのかなどを、ここで見ていく事にします。これから葬儀への参列をする場面も出てくると考えてマナーを学びましょう。
通夜と告別式の違い
お通夜と告別式は、葬儀に参列する経験がない人では、どのような違いがあるのかわからなことがあります。 周りから、お通夜や告別式と言った言葉は聞いたことがあっても、実際どちらに参列すれば良いのか、両方に参列しなければいけないのか迷います。
ここでは、お通夜と告別式の違いや、香典渡しなどのマナーについて詳しく説明していきますので、参考にしてみましょう。
通夜とは
お通夜については、家族や親族そして友達などが亡くなった人との別れをしのぶ行事です。故人との関係がとても深かった人や、身近な人が故人と過ごします。
しかし、現代では近所の人たちや、会社関係の人たちなども参列するようになっています。お通夜そして告別式の両方に参加できない場合は、できればお通夜だけでも参列し故人をしのびましょう。
告別式とは
故人との関係がある人たちと、最後の時を告げるために行うのが告別式です。また、葬儀と告別式は内容が違いますので、実際では葬儀の後に告別式を執り行うやり方が正しい事になります。
告別式に参列できない場合は、お通夜だけでも良いとされます。また、告別式に参列する場合は、途中の退席や遅刻は非常にマナー違反となりますので注意してください。告別式では、最初から最後まで時間厳守でマナーを守り参列しましょう。
通夜と告別式のどちらに参列?
思いもよらぬ時にお葬式の連絡を受けた場合、特に予定がない場合や、関係が深い相手では、お通夜と告別式の両方に参列する人も多くいます。しかしどうしても都合がつかない場合などではお通夜と告別式どちらに参列すればよいのでしょう。
お通夜と告別式では、別れ方の違いも内容も違います。突然の訃報でも戸惑わないように、ここから参列の仕方などを説明していきます。ぜひ、参考にしてください。
1:親戚
親戚が亡くなった場合、お通夜と告別式のどちらに参列したらよいのでしょう。親戚関係であってもあまり親しくしていない場合ではお通夜に参列しましょう。もちろん、告別式と両方の参列でも良いです。
しかし、今では親戚付き合いも薄くなってきている世の中です。訃報の知らせを受けたら、まずお通夜に参列し故人の冥福を祈りましょう。そして遺族へのお悔やみを忘れてはいけません。
2:故人と親しい関係
故人と関係が深かった人や、近所であっても親しい関係だった場合は、お通夜そして告別式と両方に参列するようにしましょう。また、この場合どうしても都合がつかないなどの時は告別式には参列しましょう。
お通夜と告別式の両方参列することは、親しい間柄の場合一般的な参列の仕方です。故人をしのぶ時間を、遺族と共に過ごすことで故人への弔いにもなります。
3:故人との関わりが深くない
故人との関りが、それほど深くない場合はお通夜だけでも良いです。訃報を聞き、お通夜と告別式の両方出ないといったことは避けましょう。故人と関係が深くない場合でも、顔見知りや知り合いと言う関係でしたら、お通夜には参列するようにしましょう。
また、どうしても都合がつかない場合は、お通夜や告別式のどちらかに参列する人に香典を頼むこともできます。
4:会社関係者
会社関係の人間が亡くなった場合は、お通夜だけの参列だけでも良いです。香典などもまとめて会社で出すところもあります。会社代表で、参列するようにしても良いです。お通夜そして告別式どちらかの参列で良いです。
しかし、故人とのかかわりが深い場合は、会社関係者としてでも両方参列するほうが良いでしょう。
遅れる場合と途中で抜ける場合
どうしても遅れてしまう場合は、お通夜には参列するようにしましょう。告別式への遅刻は、基本的にしてはいけません。都合が悪いと言う場合は、遅れてでもよいのでお通夜に参列するようにしましょう。
お通夜は、ある程度こじん的な時間の遅れは良いされています。もちろん最初から参列することが一番望ましいのですが、遅刻をしたり途中退席でも故人との別れをしのぶことは遺族へ対しても正しいマナーとなります。
参列できない場合
訃報の知らせを受けて葬儀に参列することができない場合もあります。本来ならば葬儀には自分自身が足を運ぶことが一番マナーとして良いです。都合が合わせられなかった場合や、何らかの理由で葬儀に参列できない場合についての対応をみていきます。
香典
葬儀に参列することができない場合は、香典を葬儀に参列する人に頼むことができます。自身は行く事ができない事を伝え、香典を持っていってもらいましょう。
また、お通夜や告別式に行くことができなくても、お通夜が始まる前に香典だけをもっていくことも可能です。
受付がありますので、参列できない場合は空いた時間に香典を納めることもできます。
代理人
お通夜や告別式に参列することができない場合は自分の代理人を参列させることもできます。例えば、妻や息子などを代理として参列させたり親類または共通の友人などでも良いです。
代理人が参列する場合はその事情を手短に伝えるようにしましょう。理由を述べてからお悔やみを述べるようにします。この時に香典を渡しても良いのですが、基本的には通夜や告別式で渡すと決まっているわけではありません。後日本人が渡しても良いです。
香典のマナー
故人の霊前にお供えするものが香典ですが、葬儀によって金額も違いますし、袋にも種類があり行われる宗教の違いなどでも香典袋を選ぶ必要があります。
ここでは、香典についてのマナーをお話ししていきますので、参考にしてみてください。
1:香典袋の種類と選び方
香典袋は、葬儀が行われる時の包む金額や宗教によって合わせるようにしましょう。訃報の知らせを受けた時に宗教を聞く事ができれば良いですが、そうでなければ一般的には、黒白で白無地の水引の香典袋を用意しましょう。
香典袋に蓮の花が書かれているものがありますが、連の花は仏教のみとなります。迷う場合は宗教の全てで使うことができる「御霊前」です。
2:渡すタイミング
一般的には、お通夜で香典を渡すことが多いです。しかし、お通夜には参列せず告別式に参列する場合もあります。
香典は、お通夜か告別式と参列する時に渡すようにしましょう。お通夜では、親族以外の人も多く参列しますので多くはお通夜で香典を渡します。
通夜と告別式両方?
一方だけに参列する場合は上記のようにするのが良いですが、お通夜と告別式の両方に参列する場合は、お通夜に渡す方が一般的になります。
しかし、地域によってはそれぞれに決まっている風習などもありますので、風習とおりにする方が良いでしょう。
香典を渡すタイミングも、地域ごとの風習があるということを頭に入れていくことも大切です。
3:金額
香典に包む金額は、故人との関係の深さで変化します。例えば、親の場合は5万円~10万円となり親戚でしたら1万円~5万円、知人や仕事関係でしたら、5千円~1万円、顔見知りのていどでしたら3千円~1万円と言う相場になります。
あくまでも目安として金額を参考にしてみてください。故人との関係や立場によっても、金額には違いが出ますので頭に入れておきましょう。また香典を以前に受け取っている場合は参考にしましょう。
4:新札か旧札か
新札を入れることはやめましょう。新札がだめな理由についてですが、新札は用意が必要です。前もって用意するということは、いかにも亡くなる事を予想していたと遺族側に感じ取られてしまいます。
誰かが亡くなる事を意識して、新札を用意しておくと捉えられてしまいます。本人にそのような意図が無いとしても相手には疑問にしか感じられません。香典には新札を包むことはしない事です。
遺族側の気持ちを十分にい配慮しましょう。
故人との関わりを考えて通夜と告別式に参列しよう
お通夜と告別式への参列は、故人との関係がどのくらい深かったのかを考えて参列するようにしましょう。故人との係わりがそれほど深くない場合でも、知り合いと言うことではお通夜だけでも参列する方が良いです。
また、どうしても参列することができない場合は、代理人を立てて遺族側にもその趣旨を伝えておきましょう。