墓石の種類って?国内産の代表的な墓石の種類を10選紹介

お墓は一生に一度の大切な買い物です。だからこそ、墓石にもこだわって選びたいものでしょう。

この記事では300を超える墓石の種類の中から、国産の代表的な墓石やその特徴について詳しく解説をしています。お墓選びの参考としてぜひご覧ください。

目次

墓石とは

お墓は人生でたった一度きりの大切な買い物です。だからこそ、お墓選びの際には妥協をせずによいものを追求したいところだと言えるでしょう。

お墓選びにおいて大切なのが、どのような墓石を使うのかということです。ここではまず、知っているようで意外と多くの人が知らない墓石の種類やその値段の相場など、墓石の基本情報についてチェックしていきましょう。

墓石の値段相場

まずは、墓石の値段の相場から確認しておきましょう。墓石の相場をあらかじめ知っておくことで、納得のいくお墓選びをすることが可能になります。

墓石の値段はその種類や使用料、石材店の指定の有無、加工方法などによって異なってきますが、一般的なお墓づくりに使われる墓石の値段としては、60~80万円ほどが相場となっています。

なお、一般的な傾向としては、中国産の墓石は国産の墓石よりも比較的安価です。

墓石の種類は何種類あるの?

そもそも、墓石の種類はどれくらいあるのでしょうか。墓石の種類は300以上あると言われており、その中でも国産の墓石の種類は50以上にものぼります。

なお、近年では安価な外国産の墓石を使ったお墓も多くなってきており、外国産の中でも特に安価な中国産の墓石の種類は30ほどあります。

墓石の種類によって見た目はもちろん仕上がりや雰囲気も全く異なってくるので、墓石選びは慎重に行いところだと言えるでしょう。

国内産の代表的な墓石の種類10選

以上では、墓石の種類やその値段の相場についてご紹介してきました。一概には言えませんが、一般的な傾向としては外国産の墓石のほうが国産のそれよりも安価となっており、高級感のあるお墓をお求めならば国産の墓石を選ばれるのが安心です。

ここからは国内産の代表的な墓石の種類を10個ピックアップしてそれぞれの特徴についても詳しく解説していきますので、墓石選びの際にぜひ参考になさってみてください。

1:万成石(まんなりいし)・岡山県

国内産の代表的な墓石の種類としてまず挙げられるのが、万成石です。岡山県が原産の万成石とは黒雲母花崗岩のことで、グレーと黒色に上品な淡い桜色と白色が美しく混じりあった色合いが特徴的な墓石になります。

淡い桜色が混じっていることによってエレガントで高級感のある雰囲気になるため、新宿の伊勢丹ビルなどにも使われているほどです。

温かみのあるお墓にしたいという方にピッタリだと言えるでしょう。

2:大島石(おおしまいし)・愛媛県

大島石も、国内産の代表的な墓石の種類として挙げられるでしょう。大島石は愛媛県の伊予大島で採掘される石であり、白系花崗岩ならではの美しく清廉な見た目が高いを集めています。

そのスタイリッシュで清廉な見た目ゆえに、大島石は墓石としてであるだけではなく、国会議事堂などの厳かな雰囲気が求められる建築物にも使われているほどです。

3:庵治石(あじいし)・香川県

国内産の代表的な墓石の種類として、庵治石(あじいし)も挙げられます。香川県高松市で採掘される庵治石は黒色とグレー・白色の3色が緻密なマーブル状になった花崗岩で、硬質で清廉な雰囲気を特徴とする石です。

数ある国内産の墓石の中でも特に価格の高い高級墓石としても知られており、政界人や財界人のお墓にも使われています。

4:能勢石(のせいし)・大阪府

能勢石も国内産の代表的な墓石の種類の一つとして挙げられるでしょう。能勢黒みかげ石とも呼ばれる能勢石は大阪府の豊農町で採掘される斑レイ岩であり、採掘量が少ないことから希少価値が高く、ややお高めの値段がする墓石でもあります。

青みがかったグレーの色合いが魅力的で、能勢石を墓石として使うことで美しく上品なお墓になります。

5:備中青みかげ(びっちゅうあおみかげ)・岡山県

国内産の代表的な墓石の種類の一つとして挙げられるのが、備中青みかげです。岡山県で採掘される備中青みかげは花崗岩で、微細なきらめきと青みがかった硬質な見た目ゆえに「讃岐青」とも呼ばれています。

そんな備中青みかげは見た目の美しさだけではなく耐久性にも優れているため、シックで高級感のあるお墓づくりに欠かせない墓石であるとも言えるでしょう。

6:議員石(ぎいんせき)・広島県

議員石(ぎいんせき)も、国内産の有名な墓石の種類として挙げられるでしょう。

広島県安芸群で採掘される議員石は、ブラウンと黒色に淡い桜色が混じりあった見た目が特徴的な石で、上品で温かみのある雰囲気がを集めています。

温かみがありながらもエレガントな雰囲気になるため、墓石としてなだけではなく、国会議事堂などの公共建築物にも使用されています。

7:内垣石(うちがきいし)・福岡県

国内産の代表的な墓石の種類の一つとして、内垣石をご紹介します。福岡県京都郡で採掘される内垣石は御影石の一種であり、グレーベースで高級感のある見た目が特徴的です。

そんな内垣関は採掘量が少なく、また落ち着いた色合いに加えて高い耐久性を誇るため、高級墓石としても有名です。

また、磨けば磨くほどうっとりするようなツヤが出ることでも知られています。

8:唐原石(とうばるいし)・福岡県

唐原石(とうばるいし)も、国内産の代表的な墓石の種類の一つとして挙げられるでしょう。福岡県築上郡が産出地である唐原石は花崗岩の一種であり、明るいグレーに白色と淡いブラウンが混じりあった清廉な見た目が魅力的な石です。

細目で緻密な色合いであることと吸水性が低く丈夫であることから、墓石としてよく使われれています。

9:青木石(あおきいし)・香川県

国内産の有名な墓石の一つとして、青木石をご紹介します。香川県丸亀市で採掘される花崗岩の一種である青木石は、その名前のとおり青みがかった清廉で上品な色合いが特徴的な石です。

青みがかった淡いグレーに白色と黒色が緻密に入り混じっているので、エレガントな雰囲気を演出してくれる石でもあります。硬質で耐久性もあるので、お墓によく使われています。

10:椿石(つばきいし)・佐賀県

椿石も、国内産の有名な墓石の一つとして挙げられるでしょう。佐賀県唐津市で採掘される椿石は花崗岩の一種であり、椿という名前がついているように、淡いグレーと白の入り混じった色合いの中にほんのりと上品な桜色が見て取れます。

艶もちがしやすく丈夫で耐久性にも優れているので、墓石としてはもちろん、彫刻としてもの石材です。

墓石を選ぶ際に気をつけるポイント3つ

以上では、国内産の代表的な墓石の種類についてご紹介してきました。それでは、いざお墓を購入するという時に具体的にどのような点に気をつけながら墓石選びをすればよいのでしょうか。

ここからは、墓石を選ぶ際に気を付けたいポイントについてご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

1:希望を聞き入れてくれる石材店を選ぶ

墓石選びで気を付けるべき点としてまず挙げられるのが、希望を聞き入れてくれる石材店を選ぶということです。

石材店によっては決まった墓石の加工方法しかしてくれないところもあるため、自分の希望に沿った墓石の扱いをしてくれる石材店を複数探し、一つに絞る前にそれぞれの情報を集めてみましょう。

2:石の成分は3つの要素を確認する

墓石選びで気を付けたいポイントの一つとして挙げられるのが、日本石材産業協会が公表している石材の要素をしっかりと調べてから購入するということです。

どれくらいの硬さと耐久性があり、吸水性はどれくらい低いのか、また質量はどれくらいなのかという3つの点を踏まえた上で、長年美しい状態を保てる墓石を選びましょう。

3:見積もりは複数社からとる

見積もりは複数社からとるということも、墓石選びで行いたいポイントの一つとして挙げられるでしょう。

お墓は一生に一度の買い物ですので、たった一社だけだと満足のゆくものができない場合もありますので、必ず複数社から見積もりを取り、合理的で納得のいくお値段の墓石を購入することをします。

相場より高すぎたり安すぎる墓石は避けたほうが無難でしょう。

自分好みの墓石の種類を見つけよう

今回は墓石について特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。お墓は人生最後の、そして人生唯一の大切な買い物ですので、自分好みの墓石の種類を見つけて納得のいくお墓づくりをしましょう。

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